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二人で買い物 part2

Category: FF4  
珍しく二日連続小説投稿。しかもまたセシリディ。
昨日のヤツのすこし時間が経った後で、例の倒れているローザを見つけた後、と言う設定です。

それにしても意外と甘い;
まぁ甘えられるのは子供の特権ですからね!

それにしても「男の料理=鍋」なんて古典的すぎるだろ、自分。(でもウチの父がそうだから)

最近セシルがかっこよく思えてきた今日この頃。(今更)
 


「ねえ、今日の晩ご飯って何?」
「…鍋」
「えーっ、また!?昨日もそれだったよね」
「しょうがないだろう。それしか作れないんだから……」

夕暮れのカイポの町。市場のある大通りでは、夕飯の材料を求めに多くの人々が行き交っていた。
セシルとリディア、彼らもその中にいたのだった。

「んー…じゃあ今日の晩ご飯あたしが作ってあげる!」
「リディアが?」
「なーに、その目は。これでもあたし、お母さんの手伝いとかしてきたから料理はまあまあ出来るのよ」
「そっか……」
セシルの眼差しが一瞬曇ったのを彼女は見逃さなかった。

「じゃあまかせるよ」


きっとこの人はまだ苦しんでいるんだ。
自分の犯してしまったことを……
あたし分かってるわ、セシルが悪いんじゃないんだって。
忘れてほしいわけじゃない、だけどあたしのことで苦しんでほしくないの。
だってあたしは……


「セシル……?」

気付いたときにはもう彼の姿はなかった。
「セシルっ、どこ?」
もう一度名前を呼んでみるが、やはり人混みの中に彼の姿を見つけることはできない。
「どうしよう、あたし…」

―――セシルとはぐれてしまった。


多くの人が行き交う中で一人立ちすくむ。
母を失い、村を焼かれ、自分にはもう帰るところなんて…ない。
そんななか、セシルだけが頼りだった。「君を守る」その言葉だけを信じて…

しかし彼には愛する人がいた。
負い目があるからあたしと一緒にいてくれていると思い知らされて、自分はまた独りぼっちになってしまった。



「リディア!」

背後から呼ばれて振り向くと、そこにいたのは…
「セシル……」
「よかった…突然いなくなったから…」
走ってきたかと思えば、そのままリディアは彼に抱きついた。
「リディア?」
顔を埋めてしまい、名前を呼ばれても返事はない。
「…ごめん」
そう言って彼は若草色の髪を撫でる。よく見ると彼女の肩が小刻みに震えていた。

「…来てくれないかと思った」
暫くして彼女が呟く。
「どうして?」
「だってセシルは…あの女の人が好きなんでしょ?」
「へ?」
意外な返答に彼はただ戸惑うばかりだった。
「それって…ローザのこと?」
「うん」
二人は熱病に倒れていた彼女に会ってきたばかりだった。
「彼女は…只の幼なじみさ」
そう言いつつも、彼の頬はほんのり赤く染まっていた。
「本当に?」
ああ
そう言ってセシルは彼女から目を逸らす。
「ふーん……」

「それよりっ、日も暮れるし早く宿に戻ろう」
そう言って差し出されるセシルの手。
「今度こそはぐれないようにしなきゃね」
「うん…」
リディアは内心戸惑いながらも彼の手を取る。



帰路の道中、リディアは自分だけにしか聞こえないよう小さく呟いた。

「ん?」
「ううん、何でもない」


それは密かな願い事。

―――セシル…ずっとあたしの傍にいてね




―・―おまけ―・―・―・―
「ところでリディアは晩ご飯何作るの?」
「んーと、冷奴とサラダと……」
「ち、ちょっと、温かいものはないの!?」
「リディア、火嫌い」
「……」




リディア言ってる事と(おまけで)やってることと違うじゃんとかFFワールドで冷奴(鍋もだけど)ってどうなのよ、というツッコミはナシで; お、お粗末さまでした~っ!
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misa

Author:misa
ファイナルファンタジー好きな方、いっしょに話しませんか?
管理人がプレイしたシリーズは1~10,12。タクティクスそのうちクリアしたのは3,4,6~10。
その他ゼルダの伝説、ドラッグオンドラグーン、ゼノギアスも少しかじってます。

ただいまクロノトリガープレイ中だよ!!

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